会長挨拶

 宮城県歌人協会のホームページを訪問していただき有り難うございます。
 令和7年4月より宮城県歌人協会長に就任した菊池孝彦です。
 当協会は短歌結社を束ねる宮城県内唯一の団体で、今年で創立74年目を迎え、加盟結社数は11、個人会員も含めた会員数は180名を超えています。このホームページは短歌を志す方々へのサポートと宮城県内の歌壇の活性化、そして短歌人口の増加を願って開設しているものです。

 短歌は日本語を用いる人なら誰にでも作ることが出来る文芸です。一方で、取り組めば取り組むほどに奥の深さを感じるようになる不思議さを持つ詩型でもあります。このような短歌の不思議さ、面白さ、奥深さを分かち合いながら研鑽を積んでいきたいと願い、このホームページを作成しました。これから短歌を作りたいと考えている人もすでに短歌を作っている人も、このホームページを介して気軽にお問い合わせ下さい。

 短歌の腕を上げるには短歌を作るだけでなく、短歌を選ぶ目を養い、自分以外の人の短歌を多く知ることが大切です。初心者の方には出来れば対面での歌会に参加することをお勧めします。歌人協会に加入している結社の多くは対面での歌会を運営しておりますので、歌人協会を通してご希望の結社に連絡を取り、歌会への参加の機会を作ることも可能です。

 短歌は些細な日常の出来事から、思い掛けない世界への扉をさり気なく開いてくれる言葉の器です。そして短歌を100首、200首と書き溜めていけば、おのずからそこに作者の人生の軌跡が浮かび上がってきます。短歌がなければ忘れてしまったはずの日々の哀歓が作者の生きの証として記録され、自分にも思い掛けないもう一人の自分に出逢うことさえ出来るかも知れません。短歌に興味のある方々のご参加をこころからお待ちしています。  なお、このホームページの中で、歌会・短歌結社の紹介のページに使用している写真は菊池孝彦が撮影したものです。季節の花々や草木は古来より短歌の大切な素材でした。忙しない現代においても四季の移ろいが短歌にさまざまな彩りを与えてくれることを願って使用していますのでご覧下さい。

令和7年4月

                 

宮城県歌人協会会長
菊池孝彦

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